うつ病に悩まされている人が、抗うつ剤を使用して克服を試みるケースはかなり多いです。特に現代では、そういった精神的な症状に悩まされる人も増えているのです。

では、そもそもなぜ欝に陥ってしまうのでしょうか。

■明確な要因はハッキリしていない
なぜうつ病が起こってしまうのか、実は明確な要因はハッキリしていないのです。他の多くの病気は、ウイルスや悪性物質など明確な発症要因が分かっているのですが、うつ病の場合は精神的な病気となっているので、原因を突き止めることが極めて困難なのです。

研究では、様々な複合要因によってもたらされると言われており、特にストレスや疲労などが大きな原因だと言われています。

また、遺伝の方も大きく影響すると言われています。ただ、それもハッキリとした証拠があるわけではないので、あくまでも推測に過ぎないのです。

■脳に何らかの異常があることも多い
うつ病になった人の脳を調べてみると、何らかの異常があることも多いのです。前頭葉が萎縮していたり、小脳が通常よりも膨らんでいるなど、そういった傾向が随所に見られるのです。

しかし一方で、特に脳に異常が見受けられない人でも、うつ病になることはあります。なので、これに関しても本当に脳の異常が精神面に影響をもたらしているのかどうか、断言することはできないのです。

また、神経伝達物質が関与しているとも考えられており、ノルアドレナリンやセロトニンが関わっている可能性高いとも言われています。

むろん、こちらも科学的根拠があるわけではないので、まだまだ未解明な部分は多いです。

■性格面が影響している可能性も
うつ病になる人の多くは、性格がある程度偏っている傾向にあるのです。例えば、仕事に対する執着心が強かったり、完璧主義や過度に几帳面な性格の人が、よく欝に陥ってしまうことが多いです。

あるいは、ちょっとしたことを気にしたり、人に嫌われることを過剰に恐れるなど、そのようなタイプの人もうつ病になりやすい傾向にあります。

他にも、自己愛が強くて他人に自分のことを否定されたりすると、深く傷ついてしまう人もいるのです。

抗うつ剤も効き目は千差万別

何とかうつ病を克服したいと思って、抗うつ剤を使用する人もたくさんいるわけですから、効き目に関しては千差万別だと言えます。

先程も言いましたが、精神的な病気である以上は確実に効果を得られる保証はありませんし、明確な治療法も存在しないのです。

症状の進行具合であったり、どういった要因で発症をしているのか、さらにはその人の体質や依存度によっても、抗うつ剤の効き目や効果は大きく違ってくるのです。

そのため、同じ薬でも人によっては大きな改善が見込めることもあれば、逆にほとんど効果がないケースもあるのです。

■どういった人でも発症する可能性はある
一見するとうつ病というのは、ネガティブ思考の人が陥るイメージがあるかもしれません。しかし実際は、ポジティブ思考の人や、普段から明るい人でも発症する可能性は十分にあるのです。

なぜなら、うつ病は悲しい出来事が起きた時だけでなく、本来であれば喜ばしい出来事がきっかけで陥ることもあるからです。

結婚であったり子供ができた時や、会社で昇進したり新しく家を購入したなど、そういった嬉しいはずの出来事が欝への入口になることもあるわけです。

人間というのは、生活環境が変わると心理面も大きく変化するのですが、それが必ずしも良い方へと変わるとは限らないのです。

場合によっては、喜ばしいことでもマイナスの方へと変化してしまう可能性もあるのです。